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オンラインオリパの還元率を、第三者データで確認する

オリパ市場の規模推計|公開データから逆算する

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オンラインオリパの市場規模を示す公的な独立統計は、提供された公開データにはありません。トレーディングカード市場全体の数字は公表されていますが、オンラインオリパは集計対象に含まれていません。

そのため、市場規模を推計するには、何を市場と呼ぶかを先に定義し、アプリレビュー、事業者の売上、利用者数、平均支出、販売台数などを組み合わせる必要があります。公開数字が足りない状態で単一の金額を断定すると、見かけだけ精密な推計になります。

まず市場の範囲を定義する

オンラインオリパの市場規模には、複数の定義が考えられます。

これらを混ぜると二重計上が起こります。購入したポイントがオリパへ使われ、当選品が売却された場合、ポイント購入額とカード売却額を両方「オリパ市場」と足すのかを決めなければなりません。

最も比較しやすい候補は、一定期間に利用者がオリパ事業者へ支払った金額です。ただし、未使用ポイントや無償付与分をどう扱うかという問題が残ります。

トレカ市場全体は上限ではない

出典:日本玩具協会「2025年度玩具市場規模」公開情報(2026年8月30日取得)。トレーディングカード市場は上代ベース3,384億円で、市場成長率は11.9%。オンラインオリパはこの数字に含まれない。

この数字は、国内のトレーディングカード市場が大きいことを示す重要な基準です。しかし、オンラインオリパを含まないため、オリパ市場の金額としてそのまま使うことはできません。

また、上代ベースの新品市場と、オリパで扱われるシングルカード、鑑定品、ポイント交換、再流通では評価方法が異なります。オリパ市場をトレカ市場の一定割合と仮定する方法もありますが、その割合を裏付ける公開データがなければ推測にとどまります。

公開データから使える指標

公開指標推計に使えることそのまま使えない理由
トレカ市場規模関連市場の大きさオリパを含まない
App Storeレビュー公開アプリの利用接点利用者数や課金者数ではない
官報決算会社の利益や財務商品別売上ではない
販売中の台数商品供給の厚み一台ごとの販売額が違う
提供割合商品設計の一部市場全体の取引額ではない
排出履歴販売進行の確認非公開商品や他社を含まない
交換ポイント賞の内部評価現金売上とは異なる
SNS投稿関心や事例母集団と重複が不明

指標は目的ごとに使い分けます。レビュー件数を利用者数に置き換えたり、会社利益を売上高として扱ったりしてはいけません。

アプリレビューからは何が分かるか

サービスiOSレビュー件数公開評価
DOPA35,598件4.41
日本トレカセンター26,847件4.54
オリパワン10,446件4.43
オリくじ6,734件4.57
エクストレカ3,216件4.37
clove1,625件4.40
くじ鶏104件3.62

出典:App Store各公開ページ(2026年8月30日取得)。

レビュー件数は、少なくとも一定数の利用者が公開アプリへ接触したことを示す参考になります。しかし、レビューを書かない利用者、ウェブ版のみの利用者、複数アプリを利用する同一人物、過去の利用者がいるため、単純に合計して市場利用者数にはできません。

平均評価も売上額とは結び付きません。無料登録だけの利用者と高額利用者を区別できず、一人あたり支出も分からないためです。

再現可能な推計式を作る

利用者ベースの推計では、次の式を使えます。

年間ポイント購入総額 = 月間の有料利用者数 × 一人あたり月間入金額 × 年間月数

事業者ベースでは、次の式が考えられます。

市場規模 = 対象事業者ごとのオリパ関連売上の合計 − 事業者間取引などの重複

商品ベースでは、次の式になります。

販売総額 = 各商品の一口価格 × 実際に販売された口数

問題は、月間の有料利用者数、一人あたり入金額、商品ごとの販売済み口数、オリパ関連売上が十分に公開されていないことです。入力値が推測なら、計算結果も推測です。

推計を公開する場合は、最低・中央・最大の仮定を示し、各入力値が公式値、第三者推計、仮定のどれかを明記する必要があります。現状の提供データだけでは、信頼できる単一の市場金額まで確定できません。

官報利益も市場規模ではない

出典:日本トレカセンターの2025年11月期官報決算公告(2026年8月30日取得)。当期純利益は23.6億円。

利益は、売上から原価、広告、人件費、システム費、税金などを反映した後の会社全体の結果です。利益額を一定の利益率で割って売上を推測する方法はありますが、実際の費用構造が公開されていなければ幅が大きくなります。

さらに、その会社の全売上がオンラインオリパだけとは限りません。官報決算は規模感を考える材料にはなっても、市場全体の売上を直接示しません。

市場推計の精度を上げるには、主要事業者のオリパ関連売上、ポイント販売額、有料利用者数、販売口数が同じ基準で公開される必要があります。

まとめ

公開データから確認できるトレカ市場は上代ベース3,384億円ですが、オンラインオリパは含まれていません。したがって、この数字をそのままオリパ市場規模として使うことはできません。

App Storeレビュー、官報利益、販売台数、SNS投稿も、それぞれ利用接点や会社規模を示すだけで、市場売上とは異なります。市場を推計するなら、ポイント購入額、商品販売額、カード再販売額のどれを対象にするかを先に決めましょう。

現時点では単一の金額を断定せず、入力値、計算式、重複除外、欠測範囲を公開する推計が最も誠実です。

※免責事項:本記事は公開データを用いた市場推計の方法を解説するものであり、オンラインオリパ市場の確定的な規模、将来成長、特定企業の売上を示すものではありません。推計値を利用する場合は定義と前提をご確認ください。

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この記事の内容を踏まえて事業者を比べるなら、提供割合・排出履歴・交換ポイントの公開状況と、 第三者計測による還元率を先に見てください。 自分の予算で何が起きるかはシミュレーターで試算できます。

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