オンラインオリパへ課金する前に、私は必ず特商法表記を開きます。
そこで見るのが、運営会社と古物商許可番号です。
ただし、番号が書いてあれば即安全、ではありません。
適当な12桁を書くだけでも、見た目はそれらしくなります。他社の番号をコピーすることもできる。逆に、公的な一覧へ名前が見つからないだけで、すぐ無許可と断定するのも早いです。
見るのは番号だけではない。
会社名、公安委員会、ドメイン。この三つをセットで確認します。
一度消費者の手に渡ったカードや、中古市場から仕入れた未開封商品は、古物営業法上の古物として扱われる場合があります。
事業者がそうしたカードを継続的に買い取り、オリパへ組み直して販売するなら、主たる営業所を管轄する公安委員会の古物商許可が必要です。
ただし、すべての商品が必ず中古とは限りません。メーカーや正規卸から直接仕入れた新品だけを扱う場合など、仕入れ経路で扱いは変わります。
「オンラインオリパだから全社必ず同じ許可が必要」と雑に決めるのではなく、中古品を仕入れて販売しているかを見ます。
多くの主要サービスが古物商許可番号を掲示しているのは、中古カードを扱う事業だからです。
インターネットで古物を取引する事業者は、サイト上に公安委員会名、許可番号、氏名または法人名を表示する必要があります。
さらに、営業で利用するURLを公安委員会へ届け出る手続きがあります。
だから、フッターや特商法表記に次の三つが揃っているか確認します。
会社概要では株式会社A、許可名義は株式会社B、ドメインの運営説明は株式会社C。
説明がなければ止まります。
グループ会社や事業譲渡で名義が違う場合もありますが、その関係を公式ページで説明できるはずです。何も書かれていないなら、課金前に問い合わせるべきです。
古物商許可番号は、通常12桁の数字で表示されます。
東京都の番号は30から始まる例が多く、神奈川県では45から始まる例があります。ただし、残りの桁を見ただけで、取得年や営業所、真偽を利用者が完全に読み解けるものではありません。
ここは勘違いしやすい。
「第301234567890号」のように連番が並んでいれば、確かに不自然に見えます。
でも、連番だから偽物。連番がないから本物。
そんな簡単な判定はできません。
番号の形は入口です。最終確認は、公安委員会や都道府県警察の公開情報と、運営会社の一致で行います。
取得時点で、各社が公式ページに掲げていた番号を並べます。
| サービス | 管轄公安委員会 | 公表されている許可番号 |
|---|---|---|
| DOPA! | 神奈川県公安委員会 | 第452750022008号 |
| 日本トレカセンター | 東京都公安委員会 | 第305502319040号 |
| エクストレカ | 神奈川県公安委員会 | 第451460010093号 |
| clove | 北海道公安委員会 | 第123010000972号 |
| オリパワン | 東京都公安委員会 | 第301032417938号 |
| オリくじ | 富山県公安委員会 | 第501230008635号 |
番号だけをコピーせず、各サービスの特商法表記で最新の運営会社名も同時に確認してください。
会社名は、事業譲渡や社名変更で変わることがあります。古い比較記事に旧運営会社が残る場合もある。
公式が最優先です。
オリくじの今日のラインナップを見る提供割合を公開している店/登録は無料確認手順は難しくありません。
まず、利用したいサイトの特商法表記を開きます。公安委員会名、許可番号、運営会社名、サイトのドメインをメモ。
次に、管轄する都道府県警察の公式サイトで、「古物商 URL届出」「ホームページを利用して取引を行う古物商」などのページを探します。
PDFやExcelが公開されていれば、ブラウザや表計算ソフトの検索機能で許可番号を検索。会社名とURLも一致するか見ます。
番号がある。
会社名も合う。
URLも同じ。
ここまで揃えば、かなり確認しやすい。
ただし、公開一覧には更新の時差や掲載条件があります。サイト開設直後、URL変更直後、事業承継直後などは反映されていない場合があります。
一覧に出ないだけで、即「無許可営業」と断定しないでください。
その場合は、管轄警察署の生活安全課や古物営業担当へ、番号と会社名とURLを伝えて確認します。課金は回答が出るまで待つ。
これが確実です。
ここが一番大事です。
古物商許可は、盗品等の流通防止や中古品取引の管理に関する制度です。
抽選プログラムの公平性、総口数、還元率、カード状態、発送速度、ポイント運用を審査して「このオリパは安全」と認定する制度ではありません。
本物の許可番号があっても、誇大な表示や発送トラブルが起きる可能性はある。
反対に、番号の表記ミスがあれば、それだけで抽選が不正だったと決まるわけでもない。
許可確認は入口。
そのあとに、特商法表記、利用規約、発送条件、ポイント期限、返品条件、問い合わせ先を読みます。
過去には、末尾がきれいな連番になった番号を掲げ、実在性が疑われたオンラインオリパの例が指摘されています。
オリパNEOについても、「第301234567890号」のような不自然な番号表示が問題視されました。
ただし、危険性を判断するなら、SNSのまとめ投稿だけでは足りません。
公的な一覧に該当名義があるか。公式サイトの運営会社は実在するか。法人番号、所在地、電話番号は一致するか。問い合わせへ返答があるか。
複数の確認を重ねます。
爆劇オリパのように、発送問題を訴える投稿が相次いだあとサイトが閉鎖したとされる事例もあります。許可番号があるかだけでは、資金繰りや在庫管理までは分かりません。
株式会社The TCGの破産例も同じです。
許可がある会社でも、経営破綻は起こり得る。
番号は魔法のお守りではありません。
次のようなサイトでは、私は課金しません。
一つだけなら更新ミスの可能性もあります。
でも、複数重なるなら十分危険です。
高額カードの画像がどれだけ派手でも、運営主体が追えないサイトへカード情報や決済情報を渡す必要はありません。
特商法表記を開く。
会社名、公安委員会名、番号を控える。
都道府県警察の公式一覧で番号とURLを検索する。
そのあと、発送期限とポイント期限を読む。
三分ほどです。
この三分を面倒がって、数万円を入れるほうが怖い。
古物商許可番号は、オンラインオリパ事業者を見分ける大事な材料です。ただし、12桁の見た目だけで本物かどうかを決めないでください。
番号。名義。ドメイン。
三つが一致して初めて、確認が一段進みます。
そして、その先に抽選条件と発送条件がある。
許可番号はスタート地点です。ゴールではありません。
この記事の内容を踏まえて事業者を比べるなら、提供割合・排出履歴・交換ポイントの公開状況と、 第三者計測による還元率を先に見てください。 自分の予算で何が起きるかは高額カードの相場とシミュレーターで試算できます。