オリパを使わなくなったから、アプリを削除する。
これ、退会ではありません。
スマホからアイコンが消れただけで、運営側にはアカウントが残っています。電話番号、メールアドレス、発送先、購入履歴、当選履歴。高額カードの発送で本人確認をしたなら、身分証に関する記録もある。
しかも正式に退会しても、全部がその瞬間に消えるわけではないんです。ポイントや未発送カードは使えなくなるのに、取引記録は残る。分かりにくい。
公的資料と各社の案内を調べましたが、「アプリ削除」「退会」「個人データ消去」は別々の話として見るのが正解です。
最初に見るのはアカウント内の資産です。
多くのサービスでは、退会すると残ったポイントを使えません。未発送カードも権利を失う規約があります。ただし全社共通ではないので、あなたが使っているサービスの最新規約が基準です。
確認するのは、有償・無償ポイントの残高と期限、発送していないカード、発送申請中のカード、追跡番号、未解決の問い合わせ。
特に危ないのが、発送申請直後の退会です。
「もう頼んだから大丈夫」と思いますよね。ところが退会後にマイページへ入れないと、申請日時や追跡番号を確認できません。住所不備や内容違いが起きたときも面倒になる。
これは正直キツい。
私なら、カードが届き、中身と状態を確かめるまで退会しません。「発送済み」の表示だけでは足りない。現物到着まで待ちます。
ポイントも同じ。ただし端数をゼロにするための追加課金は不要です。300ポイントを消すために1,000円を入れたら、退会準備がまた課金になる(うまい仕組みです)。追加購入なしで処理できる範囲にとどめます。
| 操作 | 実際に起きること | アカウント |
|---|---|---|
| アプリ削除 | 端末からアプリが消える | 原則残る |
| ログアウト | 端末のログイン状態が切れる | 残る |
| 退会・削除 | 利用契約を終了する | 一部削除、一部保存 |
| メルマガ停止 | 広告メールが止まる | 残る |
アプリを消しただけならメールが届いて当然です。契約は残っています。反対に、退会後も広告メールだけ続くこともある。配信停止が別処理だからです。その場合は配信停止リンクか公式窓口から止めます。
個人情報保護法には、「退会から何日以内に全データを削除」という一律期限はありません。個人情報保護委員会は、利用する必要がなくなった個人データを遅滞なく消去するよう努める、と案内しています。
一方、取引の証明、不正利用対策、会計処理、法令上の保存義務がある記録は残ります。
| データ | 退会後の主な扱い |
|---|---|
| 広告用メールアドレス | 目的がなくなれば削除・停止対象 |
| SMS認証の電話番号 | 複数登録防止で一定期間残る場合あり |
| 氏名・住所 | 配送、返品、取引証明に必要な範囲で保存 |
| 課金・注文記録 | 税務・会計書類として保存対象になり得る |
| 本人確認結果 | 対象取引や委託契約に応じて保存 |
| カード情報 | 決済会社のトークンだけを運営が持つ場合も多い |
「税法で7年だから、免許証画像も全部7年保存」は雑な説明です。
法人の帳簿、注文書、領収書などは原則7年間、条件によって10年間保存されます。しかし、全個人情報を丸ごと残せという意味ではありません。
古物営業法も同じ。中古カードの仕入れなど、確認・記録が必要な取引では古物台帳等を3年間保存します。ただし、登録者全員のプロフィールや身分証画像が自動的に3年間の保存対象になるわけではない。
取引記録と本人確認画像。別物である。
DOPA!の今日のラインナップを見る提供割合を公開している店/登録は無料本人は、保有個人データの開示、訂正、利用停止や消去を求められる場合があります。ただし、請求すれば法令保存中の取引記録まで必ず即日削除される、という制度ではありません。税務処理や紛争対応に必要な記録は、目的を限定して残ることがあります。
逆に、退会後も広告配信や行動分析へ使い続けるなら、その利用目的と根拠の説明が必要です。問い合わせでは「消してください」だけでなく、保存しているデータの種類、保存目的、保存期間、第三者提供先を確認すると話が早い。回答メールも残します。
クレジットカード番号についても、運営が番号全体を保存しているとは限りません。決済代行会社が管理し、サイトには番号を置き換えた識別情報だけ残る方式が一般的です。削除画面があっても、過去の決済記録まで消えるわけではない。この差も覚えておきたいところ。
本人確認を外部のeKYC会社へ委託し、オリパ運営には「確認済み」という結果だけが返る方式もあります。
あなたが見るべきなのは、画像の取得者、利用目的、画像そのものを保存するか、退会後いつ消すか。この4点。プライバシーポリシーに無ければ、「保存主体、目的、期間、削除条件を教えてください」と公式窓口へ聞けばいい。
マイナンバーカードを本人確認に使う場合も、通常必要なのは顔写真のある表面です。個人番号が載った裏面まで安易に送らない。番号を取得できる場面は法律で限られます。
DOPA!は神奈川県公安委員会第452750022008号、日本トレカセンターは東京都公安委員会第305502319040号として許可番号を公開しています。会社名、所在地、特商法表記と名義がつながるかを見る入口にはなります。
ただし古物商許可はセキュリティ認証ではありません。番号があれば情報漏えいしない、ではないんです。通信の暗号化、プライバシーポリシー、委託先、障害告知、問い合わせ先まで確認します。ダミー番号もあるため、数字が載っているだけで信用しないこと。
使わないアカウントの放置もおすすめしません。別サイトから漏れた使い回しパスワードで侵入され、残存ポイントや住所を見られる恐れがあります。ポイントも90〜180日ほどで失効するサービスが多い。放置して守れるものは少ないです。
退会まで時間がかかるなら、先にパスワードを使い回しのない物へ変更し、保存済み決済情報を外します。SMSやメールに届くログイン通知も無視しない。小さな準備ですが、効きます。
私なら、次の順番。
退会申請の受付と処理完了が別なら、完了まで追います。退会後も請求明細はしばらく確認。広告が続けば別途止める。
退会しても、必要な取引記録は残ります。だからこそ、「何を、何のために、いつまで持つのか」を運営へ尋ねていい。あなたの情報です。
※この記事は個人情報保護委員会、古物営業法、税務上の帳簿保存に関する公開情報をもとにした一般的な内容です。ポイント失効、未発送品、本人確認データの保存期間はサービスごとに違います。退会前に最新の規約とプライバシーポリシーを確認してください。
この記事の内容を踏まえて事業者を比べるなら、提供割合・排出履歴・交換ポイントの公開状況と、 第三者計測による還元率を先に見てください。 自分の予算で何が起きるかは高額カードの相場とシミュレーターで試算できます。